多様化・高度化する材料開発のニーズに応える「材料開発ソリューション」
これまでの材料開発は、研究者の経験や勘に大きく依存し、実用化までに非常に長い時間と費用がかかっていました。一方で製品のライフサイクルの短縮化や、環境配慮の観点から資源の制約なども増え、材料開発への要求が多様化・高度化しています。
そこで注目されているのが、統計分析などを活用したインフォマティクスの手法により、材料開発を高度化・高効率化するマテリアルズ・インフォマティクス(MI)です。日立はMIを適用し材料開発プロセスを効率化する「材料開発ソリューション」を提供し、素材産業を始めとするさまざまなお客さまのニーズに応えてきました。
「材料開発ソリューション」の4種のサービスを日立の担当者が動画でご紹介!
材料開発では、お客さまごとに抱える課題やニーズはさまざまです。日立の「材料開発ソリューション」では、お客さまのフェーズに合わせた最適な導入で材料開発全体をサポートします。本ソリューションを構成するのは、分析支援サービス、分析環境提供サービス、実験データ収集サービス、DX支援サービスの4種のサービスです。
4種のサービスが、お客さまのどのような課題に対して、どのような価値を提供するのか、日立の担当者がご紹介する動画を公開していますので、ぜひご覧ください。
分析支援サービス―日立の豊富な実績と高い技術力で支援
日立がMIのパーソナルトレーナーとして、AIを活用したデータ駆動型の材料研究・開発の効率化やMIの組織的な活用を支援します。日立がお客さまのデータ分析を代行して分析結果をレポートするほか、MIに関する教育やコンサルティングの提供など、お客さまにおけるMIの習熟度に合わせたサービスを提供します。
日立には、材料開発やMI黎明期におけるMIの組織立ち上げを経験したメンバーが在籍しています。プロフェッショナルなメンバーによる豊富な経験と高い技術力に基づいて、お客さまのデータ分析を支援します。
分析環境提供サービス―組織におけるデータ分析の文化を醸成
お客さまの材料研究開発担当者の方が、ご自身でデータ分析を行っていただけるクラウドサービスです。MIを特殊な技術として活用するのではなく、組織全体として活用していきたいと考えるお客さまに適したサービスです。日立が培ってきた技術・知見を日立の分析環境を通じてお客さまに提供します。
実験データ収集サービス―用途に合わせたカスタマイズが可能
お客さまの実験・研究データを整理して、蓄積することができるサービスです。お客さま自身で入力フォーマットのカスタマイズをしていただけるなど、直感的な操作が可能なサービスのため、導入後は自由に分析テーマを拡大したり、適用する部署を広げたりすることが可能です。また、入力されたデータを分析に適した形にクレンジング・成形することができるため、データ利活用時の手間を削減できます。
DX支援サービス―課題の本質を捉えたDXを推進
さまざまなお客さまとの協創活動を通じて培った日立のノウハウや技術を活用し、お客さまのあるべき姿を実現するためのDXを支援するサービスです。データサイエンティスト、UXデザイナー、ITコンサルタントといった、材料開発分野や、DXにおける知見やノウハウを持つスペシャリストが三位一体となって、お客さまのめざすべき姿を一緒に検討しながら、実現性の高い具体的なDXのロードマップを描いていきます。そのロードマップに沿って、段階的に検証しながら実際のシステムを構築していき、着実なDXを推進します。
時代とともに変化するお客さまのニーズに合わせた材料開発を支援
より良い社会の実現に向けて、時代とともに変化するお客さまのニーズに合わせ、日立の「材料開発ソリューション」は日々アップデートしています。サステナブルな社会に向けたデータ駆動型の材料開発基盤の実現のためには、日立1社ではなくさまざまな企業との協創活動が不可欠です。これまでの日立の取り組みや協創活動は、以下、ニュースリリースや事例でもご紹介しています。
日立は今後も「材料開発ソリューション」の提供や先進デジタル技術の活用を通じて、競争力のある優れた素材の創出をご支援します。