養父市がオンライン宣誓の取り組み実施
通常、期日前選挙を行うには、投票当日に予定がある旨を記載する宣誓書の提出による、期日前投票宣誓が必要となります。養父市は将来のオンライン投票の実現に向けて、対象の選挙*1においてオンラインで期日前投票宣誓を可能とする取り組みを実施します*2。日立のオンライン投票選挙システムを活用することで、養父市の市民は、事前にマイナンバーカードに対応したスマートフォンから期日前投票宣誓を行うことができます。これにより期日前投票の受付時にマイナンバーカードをかざすと同時に宣誓を行うことが可能になります。
*1 対象の期日前投票選挙
市長・市議会議員選挙 10月14日(月)から10月19日(土)
衆議院議員選挙 10月16日(水)から10月26日(土)
兵庫県知事選挙 11月1日(金)から11月16日(土)
*2 2024年10月9日養父市記者発表資料「オンラインで期日前投票の宣誓をしよう オンライン投票に向けての取り組み」
日立のオンライン投票選挙システムとは
養父市と日立は、中山間地域が抱える高齢化や過疎化などの課題を解決するため、マイナンバーカードを用いた市民向けサービスの創出をめざし、「マイナンバーカードデジタルパスポート化事業」に取り組みました*3。本事業は、国が主導するデジタル田園都市国家構想交付金として養父市が採択されたものです。この取り組みの一環として、日立は、マイナンバーカードの本人確認機能などを活用し、市民が自宅で本人確認を行った上スマートフォンなどからオンラインで期日前投票宣誓や期日前投票ができるシステムを開発*4しました。
*3 2023年11月ニュースリリース「養父市と日立、マイナンバーカードを用いた市民サービス創出への取り組みを開始」
*4 スパイラル株式会社と共同で開発
期日前投票のオンライン宣誓の流れ
事前に都市OS共通サービス(マイナンバーカード共通機能)アプリをダウンロードし、初回登録を行います。ログイン後、アプリから期日前オンライン宣誓を選択し、投票所入場券(はがき)のバーコードをスマートフォンで読み取ります。その後、スマートフォンでマイナンバーカードを読み取り本人確認を行い、オンライン宣誓の情報を登録します。これにより、期日前投票の投票所で、マイナンバーカードをカードリーダーにかざすだけで受付が可能です。
詳しい利用方法は、以下の動画または、注記2の養父市記者発表資料をご確認ください。
「地方自治情報化推進フェア2024」でデジタル田園都市国家構想取り組み事例を紹介!
2024年10月9日から10日に幕張メッセで行われた、地方公共団体情報システム機構主催の「地方自治情報化推進フェア 2024」のベンダープレゼンテーションにおいて、日立と養父市が登壇し、デジタル田園都市国家構想取り組み事例を紹介しました。プレゼンテーションでは、オンライン投票選挙に加え、迅速かつ正確な避難所の入退出を支援する避難所管理システムや、自宅に近い拠点(地域自治組織)からオンラインで市役所の職員との相談や申請・手続きが可能な遠隔行政窓口などについても紹介しました。
日立グループブースでは、地域のデジタル化を推進するスマートシティなどについて展示しました。
安心・安全・便利な地域社会実現に向けて
日立と養父市は、今後も市民の利便性の高い豊かなまちづくりに向けて、デジタル技術を用いた先進的なサービスの創出をめざします。