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米国ラスベガスで開催された世界最大級のテクノロジー見本市 「CES 2026」。今年も昨年に引き続き、One Hitachiで臨み、1/6~1/9にわたる4日間の会期を無事、成功に終えることができました!

「CES」とは、毎年1月に開催される世界最大級のテクノロジーの祭典。50年以上の歴史があり、かつては家電中心の展示でしたが、現在は自動車、ロボティクス、ヘルスケアなど、あらゆる産業の未来を予測する場へと進化しました。単なるITソフトウェアだけでなく、物理的な製品と最新テクノロジーが融合する圧倒的なスケール感が、CESの最大の特徴であり魅力です。

そんな熱気あふれる会場で、日立はどのような未来・世界観を示したのか。挑戦し続ける日立の姿勢を表す「What's next?」という問いに対し、今回、世界に示された次なる挑戦・未来とは?

本レポートでは、フィジカルAIなど先進の技術トレンドを踏まえた日立の数多くの取り組みやソリューションの中から、いくつかピックアップし、現地の様子とともにお届けします!

日立ブースの全貌と8つのゾーン

画像: (日立ブース ゾーンマップ))

(日立ブース ゾーンマップ))

日立ブースは、エントランスの「Welcome Zone」を起点に、大きく8つのゾーンで構成されました。入口右手(Zone 01, 02)には、今回の目玉展示である「HMAX」を配置。そこから奥に進むと、「Data, AI, Digital」(Zone 04)や「Mobility」(Zone03)へと続き、ブース左手には「Integrated Industry Automation」(Zone 07)や最先端の「Research & Development」(Zone 05)が広がります。また、パートナーとの協創事例を紹介する「Partner Zone」(Zone 06)、プレゼンテーションを行うシアター(Zone 08)やラウンジも設けられ、技術的な展示を見せるだけでなく、活発な対話が生まれる空間デザインとなっています。

「HMAX」をグローバルにお披露目! -AIでエネルギーとモビリティを変革-

会期初日の1月6日にあわせてグローバルローンチした「HMAX by Hitachi」。現場のドメイン知識とAIを融合させたこのソリューション群は、今回の目玉展示として大きな注目を集めました。

AIでエネルギーを変革する「HMAX Energy」

画像: (インフラの安定稼働を支える「HMAX Energy」展示説明の様子)

(インフラの安定稼働を支える「HMAX Energy」展示説明の様子)

その中でも、まずご紹介したいのが 「HMAX Energy」展示。世界中の電力網を支える日立のハードウェア(変圧器や遮断器など)に、AIとソフトウェアを統合。現場を有し、機器の挙動を知り尽くした日立だからこそできる 「ドメイン知識×AI」のアプローチで、主に以下の特徴を持ちます。

  • 予兆検知
    : 故障が起きてから直す(リアクティブ)のではなく、AIがわずかな変化を察知し、未然に防ぐ(プロアクティブ)保守へ。
  • 現場で賢くなるAI
    : 導入後も現場のシステムを学習し続け、精度が最適化されていきます。

試験運用では「点検時間35%削減」という大きな成果も達成。これにより、電力インフラの安定稼働がより確実となり、停電リスクの低減や持続可能なエネルギー社会の実現に貢献しています。

列車を「動くセンサー」に変える「HMAX Mobility」

モビリティ領域では、HMAXの“はじまりの分野”でもある「HMAX Mobility」 を展示。2024年に日立レールがいち早く導入したHMAXは、現在すでに世界の列車に実装されています。列車や信号、周辺インフラから得られる膨大なデータを統合するこの包括的なデジタルアセットマネジメント基盤から、今回は特に、列車を「動くセンサー」に変えている事例を紹介しました。展示されたデモでは、0.2秒ごとに5万件ものデータを解析し、走行中のわずかな異変も逃さないリアルタイム・モニタリングの様子を実演。

画像: (リアルタイムでデータを解析するモニタリングのデモ動画)

(リアルタイムでデータを解析するモニタリングのデモ動画)

走行中に高精細カメラとAIが架線や線路をミリ単位で解析し、これまで数か月に一度だった点検を「毎日」行えるようにするこの技術は、インフラの安全性を飛躍的に高めるものとして、欧州での導入事例とともに紹介しました。

開発現場の革命「Data, AI, Digital」ゾーン

続いてのゾーンでは、GlobalLogicなどのグループ会社含めた日立が誇るデジタルエンジニアリングの最先端技術を幅広く展示しました。

画像2: 【CES 2026現地レポート!】社会インフラを革新する「フィジカルAI」の最前線。次世代ソリューション群「HMAX」を軸に日立が示した社会イノベーションの未来。

同ゾーンではHitachi VantaraによるAIプラットフォームHitachi iQを紹介。昨年11月に海外で先行発表した「Hitachi iQ Studio」の最大の特長は、プログラミングの知識がなくても、画面操作だけでAIエージェントを構築できる「ノーコード」である点です。これにより、AIの専門家でない現場の担当者でも、自社の課題解決のためにAIを活用することができます。さらに、AIの分析精度を高めるため、日立のデータ統合技術「Pentaho」によって、事前にデータを整理・整形することもできます。また、AIコンピューティングの業界標準であるNVIDIA社のDGXクラスタに完全対応することで、非常に高い性能を実現しています。ブースでは、この「Hitachi iQ」がいかに強力な結果を出すか、具体的な2つの事例で紹介されました。

  • 電力網の最適化
    : 米国の大手電力会社との実証で、従来20か月かかっていた拠点の計画作りを、わずか2か月に短縮。
  • 鉄道の予知保全
    : 日本の新幹線で、ドアが故障する前にメンテナンス時期をAIが正確に予測。「壊れてから直す」のではなく「壊れる前に整備する」ことで、安全な運行を支援。

このように本ゾーンでは、ソフトウェア開発の領域だけでなく、データ活用の現場においてもAIによる革命を推進する日立の底力が示されていました。

未来の技術と、社会を支えるモビリティ・産業

ブース内を巡ると、日立の技術の広がりを象徴する多数の展示に出会えます。Integrated Industry Automationゾーンでは、バッテリーやバイオ医薬といった重要分野でのソリューションを紹介しました。

バッテリー分野 : 製造装置からOT-ITプラットフォームまでを提供し、歩留まり向上や資源循環(リサイクル)を支援。
バイオ医薬分野 : 培養シミュレーションとAI活用により、製造リードタイムを1/3に短縮させる革新的な成果を紹介しました。

Research & Developmentゾーンでは、次世代生成AIエージェント「Naivy」や、次世代送配電グリッドにおける現場作業支援など、未来を見据えたR&D部門の最先端ソリューションが並び、未来の日立への期待感を共有する場となりました。
※Research & Development ゾーンの展示については、後日改めて詳細な特集記事をお届け予定です!

NVIDIA×日立 Foundryセッション

会期中の1/8には、NVIDIAのDeepu Talla氏と、日立デジタルCMOのArya Barirani氏によるスペシャルセッションも開催されました。会場となったのは、今年のCESで最も注目を集めた新設エリア 「CES Foundry」。AIと量子技術に特化した、いわば 「次世代技術の聖地」となったこのエリアは、単なる展示場ではなく、世界の業界リーダーたちが集い、議論し、濃密なネットワーキングを行うための特別な拠点として誕生しました。

画像: ※本セッションの詳細については、後日別記事にて詳しくレポート予定です。お楽しみに!

※本セッションの詳細については、後日別記事にて詳しくレポート予定です。お楽しみに!

この熱気あふれる会場で行われたNVIDIA×日立の共同セッションのテーマは、「フィジカルAI」。デジタル空間のAIとは異なり、物理世界を動かすフィジカルAIには、極めて高い安全性と信頼性が求められます。セッションでは、日立が持つ「ドメイン知識(OT)」と、NVIDIAの「AIプラットフォーム」を融合させることで、より効率的で自律的な未来社会を実現していくビジョンが語られました。会場は立ち見が出るほどの盛況ぶりで、両社の協業への期待の高さがうかがえました。

ブースの熱気と「おもてなし」

画像3: 【CES 2026現地レポート!】社会インフラを革新する「フィジカルAI」の最前線。次世代ソリューション群「HMAX」を軸に日立が示した社会イノベーションの未来。

展示だけでなく、ブース内のコミュニケーションも大盛況でした。ブース内のシアターエリア(Zone 08)などで行われたエキスパートによるプレゼンテーションは、多くの方が足を止められ、毎回人だかりができていました。

また、CESでは今回も昨年に引き続きユニークなノベルティ体験も用意。説明を聞いてくださった方に「チップ」をお渡しし、専用カウンターでノベルティと交換するインタラクティブな仕組みです。アメリカや日本など各国から訪れた来場者からは、「普段使いできる実用的なグッズが嬉しい」といった声も寄せられ、お土産とともに日立ブースでの体験を持ち帰っていただきました。

画像: (チップと引き換え、ノベルティを受け取っている様子)

(チップと引き換え、ノベルティを受け取っている様子) 

(ノベルティのイメージ)

おわりに

「What's next?」。挑戦し続ける日立の姿勢を表すこの根本的な問いを原動力に、社会イノベーションを推進してきた日立。今回のCESを通じ、日立はこの問いに対し、HMAXをはじめとする「フィジカルAI」を実際のインフラや産業の現場へ実装していく、確かな未来の姿を提示しました。

4日間で2,100人以上の方にご来場いただいた日立ブースでは、モビリティ、エネルギー、インダストリーなど8つのテーマゾーンを通じて、日立がIT・OT・プロダクト領域に持つ価値や、日立が描くハーモナイズドソサエティのビジョンへの理解を深めていただきました。また、会期中はお客さまとの活発な対話も数多く生まれただけでなく、来場者からは、単なるコンセプトではない「地に足の着いた社会実装をめざした技術」への高い評価や、長年のOT知見に裏打ちされた展示から「世界各地の顧客と築いてきた日立の関係性の深さ」が伝わった、といった声が寄せられました。

 日立は、CES 2026で得た手応えと皆さまからの期待を力に、HMAXをはじめとしたAIソリューションのグローバル展開をさらに加速させます。今後も社会課題の解決に挑み続け、持続可能で豊かな未来づくりに貢献してまいります。これからの日立の「次」なる挑戦に、ぜひご期待ください!

関連サイト

HMAX|Lumada:日立

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