日立総合計画研究所(以下、日立総研)の設立50周年を記念し、日立製作所 川村隆名誉会長を迎え、日立総研の果たすべき役割について伺います。日立総研は「経済、社会、経営、技術等の各分野を統合したソフト・サイエンスの確立」を目的に、当時日立製作所会長であった駒井健一郎による発案で1973年に設立されました。その設立趣意書には「日立グループの長期的かつ基本課題とともに地球社会の課題解決に応えよ」「日立グループの人的結束、横断的トータルシステムを考えられる人材を養成せよ」とあり、このような視点がこれまで以上に求められる中、日立がめざす「持続可能な社会」「グローバル成長の実現」において、どのような考え方や意識を持つべきなのか議論します。(聞き手は、日立総合計画研究所取締役会長の鈴木教洋が担当)