日立市と日立製作所が、2023 年 12 月にスタートした次世代未来都市(スマートシティ)の実現にむけた共創プロジェクト*1の推進を一層加速するため、日立市は「共創プロジェクト推進担当」を立ち上げ、日立市役所内にプロジェクトルームを開設した。
本推進担当には、全体推進チームリーダーおよび、プロジェクトで取り組む①グリーン産業都市、②デジタル医療・介護、③公共交通のスマート化の3テーマにおいて、それぞれの窓口を置き、プロジェクト全体の進捗の見える化や課題の発見、活性化に向けた提案などを積極的に行う。
日立市は、本推進担当の立ち上げにより、住民とのオープンな対話を活性化し、地域の抱える課題や住民の想いをより深く汲み取ることで、具体的なビジョンや施策へと落とし込んでいく。また、プロジェクト全体での体制強化も図り、両者で総勢 120 名の知恵と経験を生かしながら、住民、産学金官連携でのエコシステムと一体となって Society 5.0 の実現をめざす。
また、今後、生成 AI を活用した新たな発想でのアイデアなどもうまく取り入れながら、ともに豊かに暮らせるサステナブルなまちづくりを推進する。
共創プロジェクト推進担当のコメント
日立市役所 窪 久司のコメント
この度、日立市役所において日立製作所との共創プロジェクトをさらに加速する共創推進担当を立 ち上げられたことを大変嬉しく思います。日立市の掲げる日立市総合計画の主要政策として、「ひたち成長戦略プラン」があり、その重点プロジェクトの一つとして、豊かな暮らしと活力が持続するサステナブル・シティを目指す「未来都市プロジェクト」を設定しており、施策・事業の戦略的な推進を図っているところです。昨年12 月に日立製作所との共創プロジェクトが発足し、具体策を検討する中で、今回の推進担当の立ち上げ、活動がその取り組みをさらに加速し、また、両者のメンバー間の連携や議論のみならず、具体的な成果に繋がるよう取り組んでまいります。
日立製作所 堀川 茉佑子のコメント
弊社創業の地、日立市で発足した共創プロジェクトはデジタルで Society 5.0 の実現をめざすサステナブルなまちづくりに向けた取り組みです。この度、日立市役所に立ち上げられた推進担当は、今後より一層の連携と一体感、スピード感を持ってプロジェクトを推進するための拠点として、大きな役割を担うものと感じています。私たちが創業以来、長年にわたり磨いてきた OT(制御・運用技術)、プロダクトの力を生成 AI などデジタル技術でさらに強化し、地域の課題解決と住民の方々が豊かに暮らせるまちづくりに向け、日立市や市民の皆さま、産学金官のステークホルダーとともに活動してまいります。