日立グループからはGlobalLogicが出展するとともに、デジタルシステム&サービスセクターの鮫嶋 茂稔CTO(Chief Technology Officer)が、GlobalLogicのSrinivas (Srini) Shankar CBO(Chief Business Officer)と生成AIのトークセッションに登壇しました。
世界中から2,500のパートナーが集い、約3万人が参加したイベントの、活気あふれる現地の様子をレポートします!
GoogleCloud Next とは?
今年で 10 回目を迎えるGoogle Cloud Nextは、Google Cloudが主催するビジネスリーダー、イノベーター、エンジニア向けの年次イベントです。参加者数は年々増加し、今年は展示会場が前回までの3倍の広さになり、初めてラスベガスで開催されました。イベントでは、基調講演をはじめ、500以上のブレイクアウトセッションやハンズオンデモなどのプログラムが展開されました。
基調講演について
イベント初日のKeynote Speech(基調講演)は、アリーナ会場で盛大に行われました。カウントダウンに合わせてカラフルな球体が浮き沈みし、会場は期待感に包まれます。数字が0を刻むと、オープニングの音楽とライティングの演出とともに、Google Cloudの最高経営責任者(CEO)であるThomas Kurian氏が登場しました。1時間半にもおよぶ講演の中で、生成AIに関する最新の技術や主力サービスを熱く発表しました。数多くの顧客事例をビデオメッセージとともに次々に紹介し、前回のイベント時(2023年8月末)から飛躍的なスピードで生成AI の活用が進んでいることを強調しました。
日立グループのトークセッション
“Intelligently Engineering the Next Generation AI Platform”
日立グループからは、デジタルシステム&サービスセクターの鮫嶋CTOとGlobalLogicのShankar CBOが生成AIをテーマに、20分間のトークセッションに登壇し、ライブ配信を行いました。
昨今、生成AIの革新的な波とともに、生成AIインフラに対する需要は非常に高まっています。2023年はプロトタイプや検証が中心でしたが、2024年は実装のフェーズに業界全体が移行しています。
その中で、企業が生成AIをスケーラブルに実装するためには、アーキテクチャーを見直して再設計することが求められると同時に、プライバシーや倫理面のリスクにも正しく向き合いながら生成AIの価値を引き出す必要があります。
日立グループでは、Generative AIセンターを中心に社内外で生成AIの活用を推進するとともに、シリコンバレーに拠点を置きAI導入のトップランナーとして多数の実績を持つGlobalLogicが強力なアクセラレータとなり、生成AIプラットフォームを構築しています。
講演の中で鮫嶋CTOとShankar CBOは、自社の取り組みを紹介しながら、企業が効果的かつ安全に生成AIを活用する3つのポイントは「責任」「信頼性」「再利用性」であると語りました。そして生成AIに高効率かつ責任を持って取り組むためには、プラットフォームを統一することが大切な考え方だと述べました。
➡講演内容はアーカイブでもご覧いただけます!
GlobalLogicの展示内容
展示ブースでは、企業が生成AIを使いこなすための、GlobalLogicの最新デモを2つ紹介しました。
おわりに
Google Cloud Nextは各社の最新技術がひしめき合い、世界中でAIの活用が広がるスピードの速さを体感することができました。
日立グループは今後も、ミッションクリティカルな領域でナレッジを培ってきた日立製作所と、先進的なテクノロジーの実装力があるGlobalLogicの強みを掛け合わせて、生成AIの安心・安全で効果的な活用を促進し、企業や社会のさまざまな課題解決にグローバルで取り組んでいきます。
メディア掲載記事
本イベントで取材を受けましたので、併せてご覧ください!