日立ハイテクとGlobalLogicの協創によるプラットフォーム刷新プロジェクトは、両社による十分な議論を経て構想を固め、開発フェーズに入った。そこで日立ハイテクは、GlobalLogicのDX支援の真骨頂である「アジャイル型開発」に本格的に取り組むこととなる。この挑戦は、日立グループ全体の意識開発へとどうつながるのか。
ITとOT、プロダクトの強みをデータで連携させる、日立製作所(以下、日立)の「Lumada」(ルマーダ)事業の本質に迫る本シリーズ。第二弾の前編では、日立ハイテクがGlobalLogicをパートナーに迎えて次世代プラットフォームの開発に挑んだ背景と、その過程で直面した「品質」に対する思想の違いという大きな壁を乗り越えた軌跡を追った。
2つの文化がぶつかり、真の「協創」関係を築いた両社は、いかにしてその思想を具体的な開発プロセスに落とし込み、変革を実践していったのか。後編では、その核心である「アジャイル型開発」への挑戦とプロジェクトがもたらした成果、そして未来への展望を明らかにする。



