日立 吉田順×電通デジタル 山本覚
対談で語った「これからのAIと人の価値」
近年急速に発展した生成AIへの人々の興味は「現実的な活用と効果」へと移行し始めている。しかし、AIの「業務への適用方法」やそのインパクトに対する解像度はまだ低い。
現在、AIはどこまで進化しており、私たちの業務や生活をどう変えようとしているのか。多様なパートナー企業と共にAI活用をリードしている日立製作所(以下、日立)の吉田順氏と、カスタマーサクセスの領域で協力関係を築いている電通デジタルの山本覚氏が語り合う。
「正解に向かう」日立、「正解を探す」電通デジタルの協業
──両社の関わりを教えてください。
吉田: 日立は2016年からLumada※
を通じた協創アプローチと社会課題の解決に取...