具体的にはEverFlexにおいて、以下を実現する。
・Azureとシームレスなデータ連携が可能な日立HCIソリューションをAs a Serviceで利用
・Azure portal*1から日立HCIソリューション、および日立のストレージであるHitachi Virtual Storage Platformの一元管理
*1 Azure portal:マイクロソフトが提供する管理ツール
ハイブリッドクラウドソリューションEverFlexを強化
日立製作所(以下、日立)は、ハイブリッドクラウドソリューションEverFlex from Hitachi(以下、EverFlex)を強化し、日本マイクロソフト株式会社(以下、マイクロソフト)のMicrosoft Azure(以下、Azure)に対応したソリューションを、2023年6月19日より提供開始する。
具体的には、EverFlexにおいて、Azureとシームレスなデータ連携が可能な日立HCIソリューションをAs a Serviceで利用できるほか、Azure portalから日立HCIソリューション、および日立のストレージであるHitachi Virtual Storage Platform(以下、VSP)の一元管理が可能となる。Azureと高速かつ高信頼に接続できるニアクラウドでの利用も可能なため、オンプレミス、Azure、エッジなどを適材適所で活用しつつ、運用管理の負担低減や機密性の高いデータの安全・安心な利活用を可能にするハイブリッドクラウド環境を実現する。
日立は、今後も、EverFlexにおいて、さまざまなパートナーとの協創を強化することで、オンプレミスとクラウド双方のサービスメニューを拡充し、データ利活用の幅を拡げ、データドリブン経営に貢献する。
機密性の高いデータを容易に利活用できるハイブリッドクラウド環境の実現をめざす
オンプレミスとクラウドを適材適所で利用し、あらゆるデータを安全かつ自在に利活用することで、さまざまな変化に柔軟かつ迅速に対応できるシステム基盤として、ハイブリッドクラウドへの期待が高まっている。しかし、ハイブリッドクラウドの利用には、オンプレミス、クラウド、エッジなどの複数拠点で稼働するITリソースの運用管理の煩雑化への対応や、機密性の高いデータでも安全・安心に利活用できる高信頼な環境の整備が課題になっている。このような背景を受け、日立は、ロケーションを意識せず、機密性の高いデータを容易に利活用できるハイブリッドクラウド環境の実現をめざし、世界中で多くの基幹システムを支えてきた日立ストレージの技術や運用ノウハウをクラウド環境へ適用する取り組みを推進するとともに、さまざまなパートナーとの協創を進めていく。
ハイブリッドクラウド環境における運用管理の負担低減
EverFlexにおいて、Azure利用に適した性能と信頼性を確保したシステム構成としてマイクロソフトの認定を取得した日立HCIソリューション for Azure Stack HCIを、As a Serviceで利用できる。
同時に、VSPがAzure Arcに対応し、Azure portalから、複数拠点で稼働するリソースとともにVSPを、Azureリソースとして一元的に運用管理できるようになった。これらにより、業務状況に応じて柔軟かつ迅速にデータ基盤を利用・拡張できるとともに、ハイブリッドクラウド環境の運用管理負担を低減する。
ニアクラウド連携で機密性の高いデータの利活用を実現
高速かつ高信頼にデータ連携できるニアクラウド*2環境向けサービスを提供する。具体的には、Azureと高速回線で接続されたエクイニクスのデータセンター (Equinix International Business Exchange™ (IBX®)) に、日立HCIソリューションや日立ストレージを設置し、As a Serviceでの利用を可能にしました。これらにより、オンプレミス、Azure、エッジを適材適所で利用し、機密性の高いデータでも、安全・安心に利活用できるハイブリッドクラウド環境を実現する。
*2ニアクラウド:複数のパブリッククラウドに対し、広帯域・低遅延で接続できるデータセンターのこと