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日立製作所(以下、日立)は、このたび、クラウド活用が進むお客さまの業務環境を守るマネージドセキュリティサービスのメニューを拡充し、Microsoft 365を活用したワークスペース基盤のセキュリティ監視を行う「ログ・アラート監視サービス ゼロトラスト監視」を1月31日より提供開始した。日立のエキスパートによる運用の高度化で、お客さまのIT部門のセキュリティ運用の負荷低減を実現するとともに、セキュアで快適な業務環境を提供する。
なお、本サービスは、日立がこれまでミッションクリティカルな基幹システムの構築や運用で培ってきた知見やノウハウを体系化し、展開しているas a Service型ITプラットフォームEverFlex from Hitachi*1のポートフォリオの一つであるセキュリティのサービス拡充となる。
*1 ニュースリリース(2023年9月19日) 「as a Service型ITプラットフォームEverFlex from Hitachiの展開加速」

背景

昨今、業務システムを標的としたサイバー攻撃のリスクは、企業の経営課題として深刻な影響を及ぼしている。さらに、政府や関連機関によるセキュリティ規制が厳しくなっている現在において、企業はよりセキュリティ対策を強化する必要がある。
また、企業のDX推進では、クラウドへの移行やゼロトラストセキュリティの導入が主な要素となっており、システムやセキュリティのアーキテクチャが従来とは大きく変わってきている。これにより、さまざまなシステム環境に対応する監視技術、高度なセキュリティ監視が求められ、また、適切かつ素早いインシデント対応ができる経験豊富なスキルを持った人財の確保も喫緊の課題となっている。
これまで日立では、お客さまの業務環境に対するサイバー攻撃の兆候や痕跡を発見するために、パブリッククラウド(アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Microsoft Azure)及びエンドポイント端末等を監視し、攻撃観測時の迅速かつ適切な対処を支援するマネージドセキュリティサービスを提供してきた。今回、企業において導入が進むオフィスサービスMicrosoft 365環境のセキュリティ監視を統合的に実現する「ログ・アラート監視サービス ゼロトラスト監視」を新たに追加する。長年にわたる金融や公共、社会インフラおよび日立グループのセキュリティ監視の実績やノウハウを活用し、統合的かつ高品質なサービスを提供する。これにより、攻撃の対象となりやすいお客さまの基盤のセキュリティ強化を実現し、クラウド利用などにより従来の管理が行き届かなくなるIT環境において、お客さまが自社に専門人財を抱えることなく高度なセキュリティ対策が可能となる。

本サービスの特長

今回提供開始する「ログ・アラート監視サービス ゼロトラスト監視」の特長は以下の通り。

(1) Microsoft 365環境の統合的なセキュリティ監視を実現
マイクロソフトのオフィスサービスであるMicrosoft 365を導入済のお客さまに対して、エンドポイント端末監視に加え、メールセキュリティの監視、認証基盤となるMicrosoft Entra IDのログイン認証のセキュリティ監視など統合的に実現する。複数のセキュリティ監視を組み合わせることにより、セキュリティインシデントが発生した際に、ワークスペース基盤における攻撃の全体像の把握が容易になり、素早い対処、復旧が可能となる。

(2) ITとセキュリティの一体提供による統合的なシステム運用
日立は長年にわたり金融や公共、社会インフラなど多くのお客さまに対してITインフラ運用とセキュリティ運用の豊富な実績を積んできた。これまでの運用の知見とノウハウを生かし、ITインフラ運用サービスとの連携により、統合的なセキュリティ監視・運用を提供することができる。具体的には、EverFlex from Hitachi ワークスペース基盤*2のサービスと連携することで、セキュアで快適な業務環境を提供し、IT構築・運用からセキュリティ運用まで包括的に提供することができる。日立は、お客さまのDX実現を支援し、課題解決に求められる高度なセキュリティの統合的な運用をマネージドサービスとして提供する。
*2 ゼロトラストやMicrosoft 365などの活用でセキュリティリスクを軽減するワークスペース基盤を実現する。
EverFlex from Hitachi ワークスペース基盤

(3) 日立社内のセキュリティ監視の実践的ノウハウの活用で、高品質なセキュリティ監視を実現
日立グループの従業員が利用するIT基盤のセキュリティ運用において監視やインシデント対応など蓄積された実践的なノウハウを活用し、高品質のセキュリティ監視サービスを提供する。具体的には、弊社やお客さまの監視業務において検知され、対処されたサイバー攻撃の情報に基づき、検知の内容、対処すべきインシデントの絞り込みや適切な初動対応案のご提示など、実運用に即したサービスを提供する。
日立は、今後も、マネージドセキュリティサービスの監視機能を強化・拡大していくとともに、サイバー攻撃に対する予防措置、インシデントが発生した際の対処など、セキュリティ運用に係る機能を順次拡大していく。
また、クラウド全体の可視性向上や運用自動化により運用成熟度の向上を実現するクラウド向けマネージドサービスである「Hitachi Application Reliability Centers サービス」との連携を強化することで、お客さまのDX シフトとクラウドシフトをセキュリティ面で支援し、お客さまの持続的な成長に貢献していく。

関連サイト

マネージドセキュリティサービスのサイトはこちら

ハイブリッドクラウドソリューションのサイトはこちら

ワークスペース基盤のサイトはこちら

Hitachi Application Reliability Centers (HARC) サービスのサイトはこちら

※EverFlexは、Hitachi Vantara LLCの商標または登録商標です。
※アマゾン ウェブ サービス(AWS)は、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
※Microsoft Azure、Microsoft Defender、Microsoft Entra 、Microsoft Sentinel、Microsoft 365は、マイクロソフト 企業グループの商標です。
※その他記載の会社名、製品名などは、それぞれの会社の登録商標もしくは商標です。

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