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東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)は、すべてのお客さまに安心して利用いただける快適な鉄道づくりをめざして、お身体の不自由なお客さまの社会参加や高齢化社会の進むなかで、ハード・ソフトの両面から鉄道の利便性、快適性の実現に取り組んでいる。その一つが、配慮を必要とするお客さまが列車を乗降する際のスロープ板の設置や付き添いなど、駅係員の乗降介助である。しかし、課題もあった。お客さまからご案内までの待ち時間が長いというお声をいただいていた。介助の事前Web申し込みサービスがなかったことが要因の一つ。だれもが制約なく利用できる鉄道へ、サービス向上のためにJR東日本が選んだのは、日立製作所(以下、日立)のクラウドサービス「移動制約者ご案内業務支援サービス」だった。クラウドファースト戦略を2018年度から推進しているオリックス銀行。同社は2023年12月、日立製作所によるクラウド運用改善の伴走支援サービス「Hitachi Application Reliability Centers(HARC)」を採用した。同社がHARCを選んだ理由は何だったのか。約半年が経過した今、クラウド運用改善の手応えを聞いた。

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