未来の駅案内がすぐそこに!AI駅係員サービスとは
AI駅係員サービスは、AIアバターが搭載されたタッチパネルディスプレイに、お客さまが問いかけると、AI駅係員が自動で応答するサービスです。生成AIを活用し、複雑な問い合わせにも自動で応答することができるほか、遠隔応答やスマートフォン対応、多言語機能(日本語、英語、中国語、韓国語)を備えており、インバウンド需要にも対応しています。これにより、駅の特性やお客さまのニーズに合わせた情報提供と駅係員の案内業務をサポートします。日立は本サービスの実用化をめざし、2024年12月から京王電鉄と共同で実証実験を開始しています。

AI駅係員サービスのデモ
多言語応答や直感的な操作が可能!AI駅係員サービスのデモを体験
実際に日立の広報担当者がAI駅係員サービスのデモを体験してきました!その様子を動画でご紹介します。
※ デモ展示場所は戸塚駅が最寄りのため、デモでは戸塚駅に設置されていることを想定した内容となっています。
コインロッカーの場所案内
まずは駅周辺のコインロッカーの場所質問。サイネージにコインロッカーの地図が表示され、AI駅係員が場所を案内してくれました。
コインロッカーの場所案内のデモ動画
youtu.be周辺のカフェの案内
次に、駅周辺のカフェを音声で質問すると、複数のカフェを紹介してくれました。さらに知りたいお店を選択すると、カフェの地図が表示され、目的地までのルートをAI駅係員が案内。画面操作でマップを拡大できるのも便利ですね!さらに、英語でも同じように案内してくれました。
近くのカフェ案内のデモ動画
youtu.be目的地までの経路案内
新宿駅までの行き方を質問すると、目的地までの経路をAI駅係員が案内。これを英語・中国語・韓国語でも試してみたところ、全ての言語で案内してくれました!多言語機能はインバウンドニーズの高い観光地などの駅では特に活躍してくれそうです。
新宿駅までの経路案内のデモ動画
youtu.be生成AIの活用により応答精度の向上とニーズに合わせた応答範囲の拡張が可能
AI駅係員サービスが複雑な問い合わせにも自動できる理由は生成AI。日立は、生成AIの解析・要約・学習機能を活用し、利用者の問合せに対しどの機能で回答するか、適切な応答内容の表示を判断する内部処理を開発し、本サービスに適用することで、正当性と応答精度の高い自動応答を実現しています。
さらに、駅係員が自由に投影情報を作成・設定できるため、お客さまのニーズや季節・イベントなどに合わせ、FAQ応答ができる範囲を広げることができます。
社会実装をめざし、機能拡張や実証実験を推進!
日立は、AI駅係員サービスの社会実装をめざし、今後も機能強化や実証実験を推進します。また、当初の予定よりも延長して2025年3月31日(月)まで、京王電鉄相模原線の橋本駅と京王多摩センターの2駅で実際に本サービスを利用することもできますので、ぜひお近くに寄った際は足を運んでみてください!
実証実験の概要
●期間:2024年12月2日(月)~2025年3月31日(月)
●場所:相模原線 橋本駅 2F改札付近、駅事務室カウンター
相模原線 京王多摩センター駅 2F精算機付近
●利用可能時間:04:00~25:00

実証実験の様子(左:橋本駅、右:京王多摩センター駅)
日立オープンラボ横浜
今回ご紹介したデモは、日立オープンラボ横浜の交通アナリティクスラボに設置されています。日立オープンラボ横浜は、日立の最新技術を活用し顧客協創のプロセスの一部であるプロトタイピング(試作)・価値検証をお客さまやパートナーとともに行い、オープンイノベーションを実現するための場です。その中の交通アナリティクスラボでは、鉄道、バスなどの交通システムの模擬環境を備え、次世代の交通システムの将来像を協創しています。日立はあらゆる社会課題の解決に向けて、このようなラボ施設を活用しながらお客さまとの協創活動を加速させています。

日立オープンラボ横浜の交通アナリティクスラボ