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日立のデジタル部門は日立の環境ビジョンがめざす自然共生社会の実現に向けて、生物多様性への取り組みや従業員への体験型の環境教育を実施しています。

4月19日(土)、東京都あきる野市横沢入里山保全地域にて、日立グループ従業員および家族41名(大人31名、子ども10名)が生物多様性への取り組みのひとつとして里山保全活動(外来植物の駆除)を行いました。これは「東京グリーンシップ・アクション*1」の制度を活用し、東京都、NPO法人横沢入里山管理市民協議会、日立製作所で協定を結んだ上で実施したものです。​
*1 東京グリーンシップ・アクション:​2003年度から東京都が取り組んでいる企業・NPO等と連携して行う自然環境保全活動事業

当日は晴天に恵まれ、4月の中旬とは思えない初夏のような陽気の中、熱中症予防対策をしっかりとりながら活動を行いました。​

作業前にはNPO代表より、日々の活動の紹介、外来植物の駆除の必要性と留意事項、および横沢入に繁殖する外来植物について説明がありました。

午前は、繁殖力の強い外来植物のセリバヒエンソウを駆除するチームとセイヨウタンポポ、セイタカアワダチソウ、シラユキゲシを駆除するチームの2つに分かれて活動を行いました。全員が駆除方法の異なる両方の作業を体験できるように、時間を区切り、交代しながら進めました。

成果としては、セリバヒエンソウはボランティア袋*2(40ℓ)7袋分、セイヨウタンポポは116株、セイタカアワダチソウは224株を駆除しました。​
*2 ボランティア袋:ボランティアとして、道路、河川、公園などの公共用地を清掃したごみを入れる袋​

午後は4つのチームに分かれ、3チームは横沢入の生物多様性が育まれる多様な環境についてNPOの方に説明していただきながら、昆虫含む動植物の自然観察と、1チームは午前中から続けてのセリバヒエンソウの駆除をさらに徹底して行いました。​

​自然観察ではオタマジャクシやトウキョウサンショウウオの卵のう、ホトケドジョウ、エビなどの水生生物の観察ができました。また横沢入で数十年ぶりに再発見されたヤマトセンブリ(水生昆虫)の卵と成虫の観察ができたチームもありました。普段、これだけの自然に囲まれることも少ない子どもたちが興奮しながら覗き込んでいる微笑ましい光景が散見されました。​

本活動は昨年も実施していますが、今年は横沢入里山保全地域に初めて訪れる方々が多く、カエルの鳴き声がBGMとなる新緑の景観での活動を通じて、多くの新たな発見、体験があったようです。​

​今後も生物多様性への取り組みは、現場での体験活動を中心に実施していきます。

画像: 開会式で駆除する植物を教えてもらいました

開会式で駆除する植物を教えてもらいました​

画像: セイヨウタンポポは入口付近に群生

セイヨウタンポポは入口付近に群生

画像: セイヨウタンポポをスコップで根元から掘り起こして抜きます

セイヨウタンポポをスコップで根元から掘り起こして抜きます​​

画像: セイヨウタンポポは根元をカウント

セイヨウタンポポは根元をカウント​

画像: セリバヒエンソウの抜き方と実物の解説

セリバヒエンソウの抜き方と実物の解説​​

画像: たくさんセリバヒエンソウを抜きました

たくさんセリバヒエンソウを抜きました​​​

画像: シラユキゲシは日陰に生息しています

シラユキゲシは日陰に生息しています​​​​

画像: 熱中症対策で水分を取りながら活動

熱中症対策で水分を取りながら活動​​​​​

画像: 虫取り網を手に昆虫採集(観察後はリリース)

虫取り網を手に昆虫採集(観察後はリリース)

画像: 里山の植生について説明がありました

里山の植生について説明がありました​​​​​​​​​​​​

画像: 湿地での水生生物観察

湿地での水生生物観察​​​​​​​​

画像: 小川でホトケドジョウやエビなどを観察

小川でホトケドジョウやエビなどを観察​

画像: 参加者と指導員で記念撮影 お疲れ様でした

参加者と指導員で記念撮影 お疲れ様でした

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