Hitachi
お問い合わせお問い合わせ
2025年6月11日、日立製作所 デジタルシステム&サービスセクター(以下、DSSセクター)の有志グループが、修学旅行の一環として京都から訪れた高校生を横浜事業所に招き、職場体験プログラムを実施しました。今回、生徒自らが修学旅行の機会に職場訪問したい企業を調査・検討し、「デジタルで社会を支える企業」としてDSSセクターを選んでくださったことがきっかけで実現しました。有志グループでは、業務で培ったITの知識・経験を生かし、IT人財不足に貢献したいという想いから、これまで小中学生向けにプログラミング教室やITエンジニアの職場体験を実施し、プログラミングの面白さやITエンジニアの魅力を子どもたちに伝えてきました。今回は彼らにとっても初となる高校生向けのプログラム!この日のためにプログラムの内容もアップグレードし、生徒たちからリクエストのあった生成AIをテーマにしたワークショップをメインにプログラムを実施しました。当日の様子をレポートします!

職場体験会レポート

6月11日、京都から訪れた高校2年生20名が横浜事業所正門に集合。はじめに、ソフトボール*の練習場や食堂などを見学した後、歴代の製品を見学できる事業所内の施設で日立の歴史について学びました。今まで目にしたことのないブラウン管テレビやスーパーコンピューター、日立が携わっているソリューションの幅広さに生徒も興味津々の様子でした。
*日立では、実業団ソフトボールチーム「日立サンディーバ」を運営しています

オフィス見学の後は、有志グループの若手メンバーの一人からITエンジニアの一日を紹介しました!社会人2年目で年代も近く、さらには京都出身という社員の話に、生徒たちも親近感を持って聞き入っている様子でした。

そして、今回のメインプログラムである生成AIのワークショップです。近年、急速に生成AIが注目されている中、生徒のみなさんから「生成AIについて学びたい!」とのリクエストをいただき、生成AIをテーマにしたプログラムを一から設計しました。冒頭には、生成AIの概要について、どういった種類があるのか、また、その特徴の紹介、活用する上で注意すべきポイントなど安全かつ効果的に生成AIを使うための手順をレクチャーしました。

続くグループワークでは、生成AIを使って高校生活における悩みや課題の解決策を模索していきます。少人数のグループに分かれ、各グループには有志メンバーがサポートに入り、ディスカッションを行いました。お題は「高校生活でやっておくべきこと」「将来好きなことを仕事にするための道のり」「部活での目標達成に向けた計画」など高校生ならではの3つです。各グループ、テーマを一つ選び生成AIと壁打ちしていきます。初めて生成AIを使う生徒もいる中で、最初は慣れない様子でしたが、生成AIの精度の高さや回答の速さに驚き、没頭している様子でした。生徒の中には、スポーツ精神科医や音楽に携わる仕事など、興味のある職種に就くための道筋を立てる子もいれば、部活の部長への立候補に向け、部活動の年度目標や活動計画を練る子、高校生活をより充実させるための放課後の過ごし方を相談する子など、身近でリアルな悩みや課題を生成AIにぶつけていました。
グループごとに壁打ちした内容をプレゼン資料にまとめて発表します。発表するスライドももちろん生成AIを使って作成。文章やイメージ画像まで自動で提案してくれる生成AIに生徒も驚きの様子でした。発表では生成AIを使って検討した内容に加えて、生成AIを使った感想や工夫した点についても共有。生徒は、短時間で作成したとは思えないクオリティの高いスライドを披露するとともに、「趣味の筋トレを仕事にするために、大学でリハビリや理学療法士のプログラムを受講することを提案してもらった!」「自分では思いつかない新たな視点を得られたので良かった!」「自分からアイデアをぶつけたら、生成AIがそれを超える良い回答を返してきて驚いた」「生成AIに提案してもらった部活の計画を使って部長に立候補したい!」などの感想や今後に向けた熱い想いを語りました。生成AIを使うだけでなく、実際のアクションにつながる有意義な時間となったようでした!

最後に、有志社員9名によるQ&Aセッションを実施し、生徒からの質問に答えました。日立に入社した理由や、働いていてよかったこと、仕事のやりがいなど会社や仕事に対する質問をはじめ、オンオフをどのように分けているかという私生活に関するものや、福利厚生やお給料は?という具体的な条件まで、多くの質問が飛び交いました。それに対して社員もそれぞれの視点から丁寧に、そして、正直に回答し、大いに盛り上がりました!
今回の職場訪問を通じて、生徒たちは生成AIの活用方法やその可能性を体感するとともに、生成AIを使うことで将来の選択肢を広げるヒントを得る機会となりました。

有志グループのメンバーも当日の感想を次のように話しています。
「チームとして初の試みとなる部分も多く緊張もありましたが、予想以上に生徒が前向きに、そして楽しそうに取り組んでくれていた姿が印象的でした!」
「高校生のフレッシュな考え方や柔軟な発想にこちらが学ばせてもらうことも多く楽しかったです!」
「参加してくれた生徒たちが会社のことやIT業界のことに少しでも興味を持ってくれると嬉しいです。」
IT人財の育成に向けて今後もプログラミング教室やITエンジニアの職場体験、生成AIのワークショップなどを子どもたちに提供していきます。

This article is a sponsored article by
''.