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社会人としてのスキルや経験を生かし、NPOなどの公益団体の課題解決支援を行うプロボノ。"社会イノベーションを通じてステークホルダーと共にサステナブルな社会の実現をめざす"日立製作所デジタルシステム&サービスセクター(以下、日立)では、イノベーティブな人・組織づくりの一環として企業プロボノ活動を2016年より推進しています。日立のプロボノ活動は、ソーシャルセクターへの支援を通して参加社員が社会課題に直接触れ、その実態への理解を深めながら解決に向けてアクションを起こす約2か月半のプロジェクト。これは、支援団体の課題解決につながるだけでなく、参加者自身の知見や視野を広げ社会課題解決への感度を高める体験です。社員のイノベーションマインドを育むプロボノ活動についてご紹介します!

プロボノとは?

プロボノの語源は、ラテン語の“Pro Bono Publico”に由来し、“公共善のために”を意味しています。職業上のスキルや知識を生かし、NPO法人などの公益団体を支援することで社会課題解決につなげる活動です。戦略立案やマーケティング、資料作成、ITなどのさまざまな経験・スキルを生かしたプロボノ活動が行われています。

日立での取り組み

日立では、プロボノを日本に普及させてきた草分けである認定NPO法人サービスグラント※と協働し、2016度年より毎年企業プロボノ活動を実施してきました。日立のプロボノ活動では参加者4~6名がチームを組み約2か月半という短期間で公益団体が抱える課題解決にチャレンジしています。8年間で、延べ155名の社員がプロボノ活動に参加、34の公益団体を支援してきました。支援内容は、マーケティング基礎調査や営業資料の作成、団体の課題整理、データベースの要件定義など多岐にわたります。プロボノ活動を通じて、業務では触れることの少ないソーシャルセクターの課題に向き合いその解決に取り組む中で、参加社員は社内外の新たなネットワークや自身の視野・知見を広げるだけでなく、社会課題への理解を深め、その解決に向けて新たな価値を生み出すアクションにつなげるイノベーションマインドを育むことができます。イノベーティブな人づくり、そして彼らが活躍できる組織文化の醸成をめざした取り組み、それが日立のプロボノ活動です。

※認定NPO法人サービスグラント:https://www.servicegrant.or.jp/

画像1: イノベーティブな人・組織づくりに生きるプロボノ活動
画像2: イノベーティブな人・組織づくりに生きるプロボノ活動

日立のプロボノ活動の流れ

日立のプロボノ活動では5つの大きなマイルストーンを置き、2か月半のプロジェクトを進めています。

オリエンテーション

 

 

プロボノ参加社員同士の初顔合わせの場。各チームで活動の進め方、進める上での課題の洗い出しなどを行い、チーム活動の方針について話し合います。

支援団体との
キックオフミーティング

 

 

プロボノ参加社員と支援先団体との初顔合わせの場。チームごとに支援先団体と対話をしながら支援内容をすり合わせ、具体的な進め方や方向性、プロジェクトのゴールを決めます。

支援団体への中間提案

 

 

支援先団体やステークホルダーへのヒアリング、チーム内での検討内容を踏まえて、成果物の方向性を支援先団体に提案します。ここで合意した内容をもとに成果物の作成を進めます。

支援団体への最終提案

 

 

成果物とその活用方法について支援先団体に提案し、先方からの指摘を踏まえて成果物を最終化します。

最終成果報告会

 

 

 

活動内容や支援先団体に納めた成果物についてチームごとに発表し、社内に共有します。活動の輪を広げていくために、プロボノ活動の意義への理解共感を促します。成果物とその活用方法について支援先団体に提案し、先方からの指摘を踏まえて成果物を最終化します。

各マイルストーンの合間には、支援団体への訪問や定例ミーティング、ステークホルダーへのヒアリング、調査・分析などのチーム活動を行い、支援団体と密にコミュケーションを図り団体理解を深めながら協働して成果物を作り上げていきます。プロジェクトの折り返し地点には、チームを超えて情報共有する場である進捗共有会を実施。チーム活動を進める上での課題や工夫点を共有し、横のつながりも促しながらプロジェクトの円滑な推進につなげています。プロジェクト期間中は、認定NPO法人サービスグラントのスタッフにNPO視点での的確なアドバイスやプロジェクト推進へのヒントをいただきながら各チーム活動を進めていきます。

参加者/支援団体の声

日立のプロボノ活動は参加者、支援団体双方の満足度が高い取り組みです。
参加社員からは
・社会とのつながりを実感でき、社会を良くしたいという意識が強くなった
・自分にも社会課題解決に貢献できる!という自信につながり、社会課題への関心がさらに高まった
・自分の業務、働き方にもポジティブな変化があり、仕事の幅が広がった
などの声が多く、支援先団体からは
・課題を整理・分析していただいたことで、進むべき方向性が明確になった
・団体の存在意義・強みを改めて確信できた
・我々の抱える課題を解決しようと親身に支援して下さる姿勢が嬉しかった
・日立の方にしかできないクオリティの高い成果物を提供いただき、団体運営への財産になった
といった嬉しいコメントを多数いただいています。

プロボノは、社会への貢献を通じて自分の枠を広げる体験です。日立では、今後もプロボノ活動を推進し、社会課題解決に取り組むことでより良い社会の実現に貢献していきます。

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