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 日立製作所は、JR 東日本が開発した駅ごとの消費力を算出するマーケティング指標「駅カルテ*1 消費ポテンシャル」を、日立のマーケティング情報提供サービス「Station Finder for Area Marketing*2」に新機能として搭載し、2024 年 10 月より提供を開始する。
 「Station Finder for Area Marketing」は、JR 東日本が開発・提供する「駅カルテ」を定額で自由に利用できるサービスである。「駅カルテ」とは、駅改札を Suica*3 で入出場する際に記録されるデータ*4 をもとに、駅利用者の年代、性別など、属性の傾向や利用者数などの統計情報を提供する定型レポートだ。
 本機能は、Suica 統計情報と公的統計データなどのオープンデータ*5 と組み合わせることにより、駅*6 に集まる人の消費の潜在力を算出するマーケティング指標である。「駅カルテ」による駅利用の詳細情報とあわせて活用することにより、駅周辺で事業を行う事業者のより最適な出店計画や広告宣伝企画などのマーケティング業務における経営判断、定量評価を支援する。

*1 「駅カルテ」は JR 東日本の登録商標です。
JR 東日本 2022 年 1 月 20 日 ニュースリリース
JR 東日本 2022 年 3 月 16 日 ニュースリリース
*2 2022 年 3 月 17 日 ニュースリリース
*3 「Suica」は JR 東日本の登録商標です。「Suica」は JR 東日本が発行する IC カードです。
*4 JR 東日本がお客さま個人を識別されないよう統計処理して作成。データ使用を希望されないお客さまについて、JR 東日本は集計から個別にデータ除外を受付。Suica データの活用について
*5 国勢調査、商業統計、家計調査年報、住宅・土地統計調査などのデータを活用。
*6 本機能は首都圏約 600 の JR 駅のうち、主要な 258 駅が対象。

背景

 近年、少子高齢化や首都圏の人口集中などにより地域それぞれの特長や課題に合ったまちづくりが求められている。また、働き方改革や技術革新により人々のライフスタイルや消費動向の著しい変化への対応も重要である。
 日立は、各地域や人々のニーズに合ったまちづくりにより、快適な社会の実現をめざし、まちの玄関口である駅と周辺エリアの特長に合わせて事業やサービスを展開する事業者のマーケティングや新規ビジネス創出を支援するため、「Station Finder for Area Marketing」を立ち上げた。サービスの提供開始以降、不動産業、飲食小売業、金融業、広告代理業、大学や研究機構をはじめとしたあらゆる業種の事業者にご利用いただき、駅利用のリアルな実態を定量的に把握することでマーケティング業務の高度化、新規ビジネスの提案力強化、駅に関する人流情報を活用したさまざまな研究などを支援している。
 駅周辺ビジネスを手掛ける事業者のさらなる経営判断の迅速化とマーケティングの最適化に貢献するため、このたび「Station Finder for Area Marketing」に本機能を新機能として搭載する。

本機能の特長

1. Suica 統計情報とオープンデータを掛け合わせて駅利用者の消費力を算出

 Suica 統計情報と、公的統計データなどのオープンデータを組み合わせることにより、各駅の周辺居住者と駅訪問者における、それぞれの年間期待購買力や年間期待消費支出といった消費力を算出する。これにより、エリアに適した最適な事業の展開が可能となる。

画像: 「駅カルテ 消費ポテンシャル」における潜在的消費力の算出イメージ(数値はサンプル)

「駅カルテ 消費ポテンシャル」における潜在的消費力の算出イメージ(数値はサンプル)

2. 条件の指定によりさまざまな指標で最大 10 駅の比較が可能

 居住者*7・訪問者、平日・休日、昼・終日、性別、年代など、対象にしたい条件の指定に加え、最大 10 駅の指定が可能なため、ターゲットとなる顧客の駅ごとの消費規模を分析することができる。これにより、事業者のニーズに合わせたマーケティング分析、新規ビジネス検討を支援する。

画像: 「駅カルテ 消費ポテンシャル」における駅比較のイメージ(数値はサンプル)

「駅カルテ 消費ポテンシャル」における駅比較のイメージ(数値はサンプル)

*7 駅からの居住圏を 0.5km、1km、2km、3km から選択が可能

今後の展望

 駅周辺でビジネスを展開する企業のあらゆるニーズに対応するため、「Station Finder for Area
Marketing」の機能拡充やサービス改善を続け、多くの業種業態の戦略、施策に合わせたマーケティングサービスに発展させていく。日立は今後もデジタル技術を活用して、より豊かで快適な社会の実現に貢献していく。

本機能の提供価格

 本機能の提供価格は以下の通り。また、「Station Finder for Area Marketing」の Standard プラ
ンとの併用も可能*8

メニューサービス内容期間価格(税別)
「駅カルテ 消費ポテンシャル」プラン●専用 Web サイトから「駅カルテ 消費ポテンシャル」の情報の閲覧・印刷が可能3か月80万円
6か月120万円
12か月200万円

*8 利用期間に応じて閲覧・ダウンロードできるレポート数が異なります。プラン詳細については下記のお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

「Station Finder for Area Marketing」について

 「Station Finder for Area Marketing」は、JR 東日本からの許諾のもと、「駅カルテ」の情報を Web サイトよりお届けするサービスだ。Web サイトでは「駅カルテ」のダウンロードをはじめ、JR 東日本の統計データをより手軽にご利用いただけるように、簡易版リポートやランキング・駅絞り込み機能、ベンチマーク機能などの便利な機能を提供する。また定型メニューのほかに、お客さまからの個別のご要望に沿った支援もおこなっている。
「Station Finder for Area Marketing」に関する Web サイト

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