本取り組みは、熱い想いをもった有志社員7名が集まり実現したものです。長年にわたるグローバルでのビジネス経験を踏まえた実体験を伝えることで、子どもたちの将来の選択肢を広げ、グローバルに興味を持ってもらうことを目的としています。
授業の終了後、生徒たちからも「楽しかったです！」「参考になるお話で、とにかく積極的に海外に行くことを目標に頑張ります！」などの声もあった活気あふれる「グローバル特別授業」の様子をお伝えします！
日立ヴァンタラは、2024年4月に発足したデータインフラストラクチャの専門会社です。新興企業として地域・社会に貢献することをめざしており、その一環として、社員の子どもが通っているというご縁で、北鎌倉女子学園に向けて有志社員による特別授業を実施しました。同校は2025年度より国際コース*1 の開設を予定しており、生徒にいかに興味を持ってもらうか検討している段階とのこと。そこで、新たな気づきやグローバルな視点を提供する場として、日立製作所から引き継いだグローバルビジネスの経験を直接生徒に伝える授業を行いました！
*1 北鎌倉女子学園 国際コース
オープニングの様子
シンガポールからのリモート講演
2024年12月4日、2日間にわたるプログラムの初日では、社員がグローバル企業の動向や日立ヴァンタラについて、また、海外勤務での仕事内容や生活について紹介しました。少し緊張した雰囲気の中、授業がスタート。冒頭、入社3年目の社員が業務を含めた自己紹介の中で「英語が苦手科目だったが、今は頑張っている」と伝えると生徒たちの顔がほころびました。続く、シンガポール駐在員による海外で働くことの楽しさや難しさなどの実体験の共有は、現地からリモートで実施。リアルな海外での仕事紹介に対し、生徒たちからは「海外で友達を作るのに苦労したことは何ですか？」「英語ができなくてもどうにかなりますか？」など海外生活に及ぶ質問もあり、興味を持ってくれた様子でした。
翌週12月11日には、社員13名が学校を訪問し座談会を実施しました。生徒5～6名のグループに対して社員が1人ずつ入り、1回目の授業では質問できなかったより詳細な内容について活発に意見を交わすことで生徒たちは具体的な仕事内容についての理解を深めました。仕事の内容のみならず、海外との文化の違いなどに驚きの声も！生徒たちは10年後の自分の姿を想像しながら、社員とのコミュニケーションを楽しんでいたようです。
和気あいあいとした雰囲気の中で終了したグローバル特別授業。参加した生徒からは以下の声が寄せられました。また、参加した社員も生徒との交流を通して元気をもらったようです。
＜生徒の声＞
・留学経験の話など幅広い話を聞けて楽しかったです
・社員のグループ全体に協調性があり、楽しそうにしていた
・社員と自由に話す時間があり、たくさん質問することができて良かった！
・海外経験がある人とない人の両方の話を聞けてとてもよかった！
・入社したら実はグローバル企業だったというのが印象的で親近感がわいた。偶然そういう場に置かれた人も頑張っていてすごいと思った。
生徒が書いた付箋紙 「海外生活のイメージは？」「印象に残ったことは？」
生徒が書いた付箋紙 「海外生活のイメージは？」「印象に残ったことは？」
生徒が書いた付箋紙 「海外生活のイメージは？」「印象に残ったことは？」
＜社員の声＞
・自分が中学生の頃を思い出しながら、生徒のみなさんとのやりとりを楽しむことができました
・とても明るくて素敵な生徒たちで、元気をいただいたとともに、中学生ならではの純粋な視点から質問を投げかけられ、改めて自分自身も仕事の原点に立ち返ることができました
・目を輝かせながらグローバルな仕事に興味を持ってくださって、生徒たちが将来どんな仕事に就くのかとても楽しみだなと感じました
・将来、困ったり悩んだりした際などに、自分の言葉や伝えた経験が生徒の今後の活躍の一助になればよいと願っています
・英語が嫌いな生徒からも、「どうしたら海外の人とコミュニケーション取れるようになりますか」「どういう資格を取っておいたらいいですか」など向上心に溢れる質問があり、素晴らしいなと思いました
・継続的にこういった活動を続けていただきたいと日立ヴァンタラ社員の一員として思いました
座談会メンバー
先生と社員
生徒のみなさまの直筆アンケート
北鎌倉女子学園は「のびやかな自立した女性を育む」という教育理念を掲げています。実際に、のびやかな自立へ向けて成長を続けている生徒のみなさまの姿に有志社員一同、元気をいただきました。また、半年にわたって本企画に携わってくださった佐野校長、山本教頭、および先生方、この場を借りて御礼申し上げます。
日立ヴァンタラ株式会社は、今後も地域社会とのつながりを大切にし、未来を担う若者たちの成長を支援していきます。
北鎌倉女子学園 佐野校長からのお言葉
この度は、ご多忙のところ特別授業を実施していただき、誠にありがとうございました。通常の授業では得られない有意義な学びの時間を提供していただき、心より感謝申し上げます。国際経験豊富な社員の皆様から直接お話を伺い、グローバル社会で働く意義や働き方について学べたことは、生徒たちにとって大きな刺激となりました本校では、生徒がグローバル社会で活躍できるよう国際感覚を磨く教育に取り組んでおりますが、今回の授業は、生徒の視野を広げ、学びへの意欲をさらに高める機会となりました。改めまして、貴社のご厚意に感謝申し上げるとともに、今後ともご指導ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
日立ヴァンタラ株式会社 島田社長からのコメント
今回のグローバル特別授業を通して、地域の若い世代の方々に私たちのビジネスの現場での取り組みを知っていただく機会を持てたことを、大変嬉しく思っております。また、多くの生徒さんの反応、生の声を直接伺うことができ、私たちにとっても大きな励みとなりました。
今後さらなるグローバル化が進む若者たちの将来に向けて、国際的な舞台での経験に興味を持っていただくきっかけとなれば幸いです。これからも、このような活動を通して地域社会と連携を深め、未来を担う若者たちの成長を支援してまいりたいと考えております。
