Hitachi
お問い合わせお問い合わせ

Global Members

写真:Sanjeev Azad

Sanjeev Azad

  • X
  • LinkedIn
所属
Chief Technology Officer (APAC), Chief Innovation Leader GlobalLogic - A Hitachi Group Company
専門分野
テクノロジーの戦略立案、イノベーション
プロフィール
日立グループ企業であるGlobalLogicにて、APAC地域の最高技術責任者(CTO)、チーフ・イノベーション・リーダーを務める。生成AIの導入と変革的なイノベーションの推進を担う。先見性のあるエバンジェリストとして、数々のアイデアをツールや加速装置へと具現化。代表的なものには、Pi@GL、VelocityAI、MagicPot、Living Labs、Innovation as a Service、ブロックチェーンを活用した報酬システム、メタバース導入支援のXperience Platform、GlobalLogic社員向けの生成AI活用型ナレッジ管理システム「Dr. Koogle」など。チームの力を引き出しながら、業界を超えたコラボレーションを促進し、持続可能で高いインパクトをもたらす未来志向のエコシステムを構築している。
あなたにとって「生成AI」はどんな存在?
生成AIは、単なる派手な技術ではなく、人々が実際のビジネス課題を解決するための強力なツールです。人間の「創造力(Creativity)」「忍耐力(Patience)」「スキル(Skills)」、すなわちC.P.S.と組み合わせることで最大限に力を発揮します。私にとって生成AIとは、「目的を持ったイノベーションの加速」であり、人間の強みを支え、アイデアを実際の価値あるソリューションへと変える存在です。
生成AIを使ってどんな業務課題の解決に取り組んでいる?
私は、重要な知識が人の頭の中に閉じ込められ、複雑なプロセスが文書化されていないことで、貴重なノウハウが失われるリスクがあるという課題に取り組んでいます。生成AIは、こうした知識を引き出し、拡張することで、人々の創造的思考を促し、新たな可能性を探るきっかけになります。また、ソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)の加速も課題の一つであり、生成AIはより迅速で高品質、かつ協調的な開発を支援します。
今後、生成AIを使って挑戦したいことは?
私は、生成AIを活用して、コスト最適化、顧客体験の向上、業務のスケーリングなど、「可能性の芸術」を体系的に探求できるようにしたいと考えています。次の課題は、こうした可能性を迅速な実験、実現可能性の検証、PoC(概念実証)を通じて、測定可能なビジネス価値へと変換することです。最近私が開発した「MagicPot」のような、現実世界でビジネスアイデアをキュレーション・検証する仕組みは、その一例です。今後は、こうしたイノベーションの枠組みを日立社内およびお客さま向けに広げ、生成AIのインパクトを最大化していきたいと考えています。
座右の銘は?
人の力で実現する、意義あるイノベーション
Purposeful innovation, powered by people
趣味は?
新しい技術を探求し、アイデアを共有し、他者に影響を与えること
休日の過ごし方は?
旅行、家族との時間、そして変化し続ける世界から学ぶこと
子どもの頃の夢は?
子どもの頃、決まった夢はありませんでした。夢という重荷を背負わずに前に進むことを選んだことで、新たな可能性に心を開き、新しい道を見つけ、限界なく自分自身のイノベーションを生み出すことができました。
メディア露出など
写真:Dr. Vanina Delobelle

Dr. Vanina Delobelle

  • LinkedIn
所属
Principal, Business Strategy & Design
専門分野
戦略、DX
プロフィール
2010年にAIの世界に足を踏み入れた。ソーシャルデータを活用し、機械学習を使った製品レコメンドの仕組みをいち早く開発した先駆者のひとり。新しい技術への好奇心と情熱を持ち続け、ヨーロッパやアメリカの企業で数々のデジタル変革をけん引。2023年には日立の生成AI共通基盤開発チームに加わり、顧客との関係構築を担当。社内外のクライアントに向けてAI導入を支援し、戦略的なアドバイスや活用方法の提案を行っている。2025年には、日立AI Center of Excellence(AI CoE)のメンバーに選ばれ、顧客と開発チームをつなぐ架け橋として活躍。プラットフォームの方向性を市場ニーズに合わせて調整する重要な役割を担う。
あなたにとって「生成AI」はどんな存在?
頼りがいがあって、賢くて、いつも一歩先を読んでくれる最高のアシスタント。
複雑な判断をするときも、日々の業務をこなすときも、新しいアイデアを形にするときも、生成AIはあなたの力を引き出し、仕事をスムーズに進め、もっと大切なことに集中できる時間をつくってくれます。
単なるサポート役ではなく、信頼できるパートナーとして、深い洞察を与え、自然な連携を可能にしてくれる存在です。
生成AIを使ってどんな業務課題の解決に取り組んでいる?
私たちは日立グループの生産性向上と業務効率化を支援しており、各チームがより多くの時間をイノベーションや専門分野の発展に充てられるようサポートしています。
今後、生成AIを使って挑戦したいことは?
私たちは今、大きな変革の真っただ中にあり、AIエージェントの民主化がこの変化をさらに加速させようとしています。
私は、組織が働き方を再定義し、自社にとって最も効果的なAIの活用方法を見つけられるよう支援したいと考えています。
AIは単なる新しいテクノロジーではなく、新しいタイプの“同僚”です。
その独自の能力と限界を理解し、この新しい仲間とどう協働していくかを、人々がしっかりと学べるようサポートしていきたいと思っています。
座右の銘は?
強い情熱を持つ人は、不可能を可能にすることができる
People with great passion can make the impossible happen
趣味は?
ハイキング、旅行、そして新しい文化を学ぶこと
休日の過ごし方は?
初めての山に登ったり、新しい場所を発見したりすること
子どもの頃の夢は?
心臓外科医になりたかった
メディア露出など
写真:Premkumar Balasubramanian

Premkumar Balasubramanian

  • LinkedIn
所属
Chief Technology Officer and Head of Center for Architecture and AI at Hitachi Digital Services
専門分野
経営リーダーシップ、技術リーダーシップ、SRE (Site Reliability Engineering)
プロフィール

Hitachi Digital Servicesが推進する「常時稼働」型AIネイティブプラットフォームの技術アーキテクト。
最高技術責任者(CTO)であり、Center for Architecture & AIの責任者として、ミリ秒単位でのエージェントベースの信頼性を提唱し、 深いエンジニアリング知識を、クラウド、データ、IoT、生成AIワークロードの近代化を進める顧客にとって明確なビジネス価値へと変換。

日立に加入する以前はCognizantに18年間在籍し、デジタルアーキテクチャおよびレジリエンス&信頼性エンジニアリングの実践を構築・指導し、Fortune 500企業の大規模な変革におけるリスクを軽減。Cognizant以前の初期の実務経験としては、デバイスドライバの開発や ネットワークプロトコルの解析などがあり、これがレジリエント設計への情熱を呼び起こし、「IT環境におけるレジリエンスを支援するための システムと方法」に関する米国特許も取得。コンピュータサイエンス&エンジニアリングの学士号(B.E.)と、経営学の修士課程ディプロマを取得。

あなたにとって「生成AI」はどんな存在?
生成AIは、私たちの日常生活におけるAIの活用を変革し、民主化した革新的な技術です。私は個人的にも仕事上でも、あらゆる場面で生成AIを取り入れ、活用するようになりました。それによって、自分自身の成長や成果物の質の向上を図っています。
生成AIを使ってどんな業務課題の解決に取り組んでいる?
サービスインテグレーターとして、私たちは生成AIをサービス提供の方法に統合すること、そしてお客さまの業務プロセスへの導入支援に取り組んでいます。社内では、マーケティングや人事領域での活用に重点を置いています。
今後、生成AIを使って挑戦したいことは?
Agentic AIを活用した非線形な収益モデルの構築や、人間とAIの協働チームの本格的な展開に取り組みたいと考えています。
座右の銘は?
できない理由を考えるよりも、前に進むために自分たちにできることに目を向けよう。
Rather than focusing on why we will not be able to accomplish something, focus on what we can do to progress.
趣味は?
写真撮影、ガーデニング、ビデオゲーム
休日の過ごし方は?
リラックスすることと旅行
メディア露出など
写真:Jason Hardy

Jason Hardy

  • LinkedIn
所属
Chief Technology Officer of AI at Hitachi Vantara
専門分野
データ分析、DX
プロフィール
日立ヴァンタラでAI担当CTOを務めるイノベーションとインパクトで実績のあるビジョナリーリーダー。大学を中退してハイテク企業のエグゼクティブに転身し、大胆な思考、実社会での経験、複雑なアイデアを単純化する才能を発揮する。エネルギッシュな人柄と人間関係構築能力で知られ、コアバリューに根ざしながら、企業文化の変革を推進。実用的でありながら将来を見据えた彼のアプローチは、急速に進化する市場において日立ヴァンタラが適切な存在であり続けるための一助となっている。顧客のニーズを深く理解し、進歩への情熱を持ち、AIとエンタープライズ・テクノロジーの未来を形作っている。
あなたにとって「生成AI」はどんな存在?

私にとって、生成AIは変革をもたらす力ですが、その真の成功には、規律あるデータファーストの基盤が不可欠です。日立ヴァンタラでは、生成AIを単なるイノベーションのツールとしてではなく、企業が自社のデータをいかに管理し、統制し、信頼するかを再考するための触媒であると捉えています。

現実として、検索拡張生成(RAG)のような生成AIシステムは、その基盤となるデータの質にその性能が左右されます。低いデータ品質はパフォーマンスを制限するだけでなく、積極的に誤った情報へと導き、ハルシネーション(幻覚)を増幅させ、信頼を損なう原因となります。私はよくこう言います。「もしあなたのデータがAIに嘘をついているなら、あなたのAIもあなたに嘘をついているのです」と。だからこそ私は、データガバナンスとデータ品質を後付けの課題ではなく、必須の前提条件とするマインドセットへの転換を提唱しているのです。

これは、ナレッジベースを監査し、堅牢なメタデータ戦略を導入し、正確性と一貫性を支えるインフラストラクチャに投資することを意味します。一夜にしてすべてのデータ資産を完璧にすることが目的ではありません。正しい成果のために正しいデータを見極め、それを反復的に改善していくことが重要なのです。このアプローチは、そのデータが生成AIのトレーニング、ファインチューニング、あるいは応答の根拠付け(グラウンディング)のいずれに使用されるかに関わらず、普遍的に有効です。

日立ヴァンタラでは、組織がデータパイプラインを追跡、検証、改善するのを支援するために、Hitachi iQのようなプラットフォームやiQ Time Machineのようなツールを構築しています。また、データの分類を自動化し、IT運用を効率化するためのエージェントAIの探求も進めています。なぜなら、データ管理という「筋肉」を鍛えれば鍛えるほど、AIの能力はより強力で俊敏になるからです。

私はしばしば、生成AIは急速に成長しているものの、まだ成熟途上にある「思春期」の段階にあると表現します。しかし、データガバナンスの基本は、すでによく理解されています。技術が進化するにつれて、「ずさんな」データを扱う能力は向上するかもしれませんが、だからといって、今、強固な基盤を構築することを遅らせる言い訳にはなりません。

結局のところ、生成AIは魔法の杖ではありません。それは、あなたのインプットの質を映し出す鏡なのです。組織は「信頼し、されど検証せよ」というアプローチを採用し、チームが責任をもってAIを使用できるようにトレーニングし、そのアウトプットを他のリサーチと同様に、レビューし、検証し、洗練させる必要があります。正しく実行されて初めて、生成AIは単なる生産性向上ツール以上のものになります。それは、企業が自信と誠実さ(インテグリティ)をもってイノベーションを推進することを可能にする、戦略的な差別化要因となるのです。

生成AIを使ってどんな業務課題の解決に取り組んでいる?

1. データ品質とガバナンス
低いデータ品質は、多くのAIの失敗における根本原因です。生成AIシステムは、応答を事実データに基づかせる(グラウンディングする)ように設計されています。しかし、一貫性のない、あるいは不正確な情報を与えられると、ハルシネーション(幻覚)を増幅させてしまいます。日立ヴァンタラは、以下の方法でこの課題に取り組んでいます。
* 監査、メタデータの強化(エンリッチメント)、ガバナンスのフレームワークを含む「データファースト戦略」を推進する。
* 完璧なデータセットを待つのではなく、データを反復的に改善することで、完璧さと実用性(プラグマティズム)のバランスを取るよう組織に推奨する。

2. AIインフラストラクチャの準備状況
多くの企業が生成AIの導入に意欲的ですが、それを支えるインフラストラクチャが不足しています。日立ヴァンタラは、以下の方法でこの課題に取り組んでいます。
* Hitachi iQのようなプラットフォームを通じて、データアクセスを統合し、運用を効率化する「AI対応インフラストラクチャ」を提供する。
* 本格的な導入の前にモデルをテストし、洗練させるためのサンドボックス環境や「AIプレイグラウンド」を支援する。

3. AIアウトプット(生成結果)における信頼性と透明性
「信頼し、されど検証せよ」というアプローチを取る必要があります。生成AIのアウトプットは、レビュー、検証され、その情報源まで追跡可能でなければなりません。日立ヴァンタラは、以下の方法でこの課題に取り組んでいます。
* ユーザーがハルシネーションをそのデータ発生源まで追跡できるようにする「iQ Time Machine」のようなツールを開発する。
* エンドユーザーがAIとの対話方法をより深く理解し、ハルシネーションを特定し、アウトプットを責任をもって使用できるようにトレーニングする。

4. 運用効率とITモダナイゼーション
日立ヴァンタラは、エージェントAIとAI Ops(AIOps)を通じて、以下の目的で生成AIを活用しています。
* データ分類とIT運用を自動化する。
* 手作業によるオーバーヘッド(負荷)を削減し、ハイブリッドクラウド環境全体における意思決定を改善する。

5. 文化および組織の準備状況
AIの成功は、単に技術的なものではなく、組織的なものでもあります。多くの失敗は、適切なステークホルダー(利害関係者)を巻き込んでいなかったり、明確なロードマップが欠如していることに起因します。日立ヴァンタラは、お客様が以下のことを行えるよう支援することで、この課題に取り組んでいます。
* 成功指標を定義する。
* AIの取り組みをビジネス目標と整合させる。
* トレーニングやチェンジマネジメント(変革管理)を通じて、社内の能力を構築する。

今後、生成AIを使って挑戦したいことは?

1. 全社的なAIの統合 – 私たちは、個別のAI実験の段階を越え、測定可能なROI(投資収益率)を実現するエンタープライズ規模の本格展開へと移行することに重点を置いています。組織は「やみくもにGPUを投入する」ようなアプローチをやめ、IT、法務、人事、そして各事業部門を含む、組織横断的で構造化された戦略を構築しなければなりません。

2. 特定機能および特定業種向けのユースケース – 日立ヴァンタラは、人事や財務といった水平機能(部門共通の機能)における生成AIアプリケーションや、エネルギーや製造業といった特定業種向けのソリューションを優先的に開発しています。これらの的を絞ったユースケースは、現実のビジネス課題を解決し、新たなビジネスモデルを創出するために設計されています。

3. 持続可能でスケーラブルなAIインフラ – 私たちは、拡張性があり、コスト効率の高いAIの展開をサポートする「AIレディ」なインフラを開発しています。これには、プライバシーやパフォーマンスの観点から必要に応じてエッジデバイスでのローカル処理を可能にすることや、日立iQのようなモジュール式のプラットフォームを構築して、インフラの不必要な肥大化を招くことなく、AIのトレーニング、ファインチューニング、推論をサポートすることが含まれます。

4. 責任ある説明可能なAI– 将来を見据え、私たちは透明性、ガバナンス、そしてユーザー教育の重要性を強調することで、倫理的で説明可能なAIの推進に取り組んでいます。これにより、AIシステムが強力であるだけでなく、信頼でき、組織の価値観と一致することを確実にします。

5. 従業員のスキルアップとAIリテラシー– 人材のトレーニングは、AIモデルのトレーニングと同じくらい重要です。私は、エンドユーザーの能力を最大限に引き出し、企業全体でのAI導入を成功させるために、プロンプトエンジニアリング、モデルの検証、そしてAIのベストプラクティスに関する広範な教育を推進します。

メディア露出など
写真:Viviana Crescitelli

Viviana Crescitelli

  • LinkedIn
所属
日立製作所 研究開発グループ Sustainability Innovation R&D 計測インテグレーションイノベーションセンタ エッジコンピューティング研究部
専門分野
フロントライン業務支援、エッジAI アプリケーション, ヒューマン コンピューター インタラクション, 国際的な研究開発協力(EU-Japan)
プロフィール
2018年に、日本とヨーロッパの産業協力を促進する「ヴルカヌス・イン・ジャパン」プログラムを通じて日立に入社。キャリアの当初は、半導体デバイス材料の研究、特に炭化ケイ素(SiC)の高温安定性について研究。
2019年に正社員の研究員となり、その後エッジAIの分野へ移行し、自動運転、人とロボットの協調、ロボティクスの最適化といったプロジェクトに貢献。
日立の戦略がデジタルトランスフォーメーション(DX)へと進化するのに伴い、私も現場で働く人々を支援するため、研究の重点を生成AIへと移行。現在は、マルチモーダル大規模言語モデル(MLLM)を応用し、実際の作業環境における空間認識、リアルタイムでの問題検知、そして作業報告書の自動生成といったテーマに取り組む。
あなたにとって「生成AI」はどんな存在?
私にとって生成AIとは、機械と思考を協働させる場です。AIは、アイデア出しから分析、意思決定に至るまで、パートナーとして参加します。
生成AIを使ってどんな業務課題の解決に取り組んでいる?
オペレーション環境(現場環境)をデジタルに解釈可能にして、生成AIを用いて認知負荷を軽減し、現場シナリオでのより迅速な対応を支援することです。
今後、生成AIを使って挑戦したいことは?
生成AIを使い、言語・プロセス・報告のギャップを埋めてグローバル拠点の業務を連携させ、また地域ごとのイノベーションを日立グループ内で横展開できるようにする挑戦をしたいです。
座右の銘は?
自分の心が喜ぶ方へ進め!
Go wherever makes you happy !
趣味は?
海と離島が大好きだ。サーフィンやスキンダイビング、波の音に耳を傾けるなど、海にまつわるあらゆるアクティビティを楽しんでいる。
休日の過ごし方は?
離島への旅!
メディア露出など

注目のコンテンツ

No Contents

人気記事

This article is a sponsored article by
''.