Lumadaと挑む協創の最前線
【第1回】日立の復活をけん引した「Lumada」は、いかにして生まれ、どう発展してきたのか(前編)
日立製作所(以下、日立)が、ITとOT、プロダクトの強みをデータで連携させる「Lumada」(ルマーダ)事業を急拡大させている。Lumadaはどのように生まれ、企業にどのような価値をもたらすのか。
今、多くの企業がDXをはじめとする変革に挑戦している。しかし、思うような成果を出せていないプロジェクトが多いことも事実だ。なぜ、企業の変革は足踏みしてしまうのか。どうすれば変革を企業成長につなげられるのか。そのヒントになるのが、日立の総力を結集する「One Hitachi」という思想と、「Lumada」だ。
日立は、自らの強みの再認識や顧客との「協創」を通じ、深刻な経営危機を乗り越えてきた。そ...